「投資のリスクについて」

投資にリスクは付きものですので、正しくリスクを理解したうえで、自己責任でそれを許容できる姿勢が大切です。

 

投資においてリスクとリターンの考え方は大切です。

「リスク」と聞くと「損をする・危ない」といったイメージを多くの方は持つかと思いますが、投資でいう「リスク」は「不確実なこと、値動きの振れ幅」として使われます。また、「リターン」とは得られる収益のことをいいます。

 

リスクが大きい投資ほどリターンは大きく(ハイリスク・ハイリターン)、リスクが小さい投資ほどリターンも小さくなる(ローリスク・ローリターン)傾向があります。

 

リスクが大きいということは、それだけ収益の振れ幅が大きいことになります。運用がうまくいった場合、得られる収益は大きくなりますが、逆に動けば、損失も大きくなります。リスクが小さいということは、収益の振れ幅も小さいので、得られる収益は小さく、損失が出た場合も小さくなります。リスクとリターンの関係は比例しているので、リスクが小さく、リターンが大きいという都合の良い運用商品はありません。

 

選ぶ商品によってリスクとリターンは違います。

預金、国債など債券、投資信託、株式の4つを比べた場合、預金が最もリスクとリターンが低くローリスク・ローリターンです。

国債など債券、投資信託、株式の順にリスクとリターンは大きくなっていきます。この中では株式が最もハイリスク・ハイリターンになります。投資信託は、選ぶ投資信託によってリスク・リターンはさまざまです。

 

リスクとリターンは表裏一体の関係にあります。低いリスクで高いリターンが得られる商品はありません。選ぶものによってリスクとリターンは大きく異なります。

投資信託のリスクとリターンの程度を考え、自身の目的に合った投資信託を選ぶことが大切です。

 

リスクを軽減するやり方もあります。

例えば資金をまとめて投資せず、さまざまな種類に分散して投資すれば、リスクも分散し、安定性が増します。