「投資のリスクを軽減する方法」

投資には必ずリスクがあります。

そのリスクを軽減するポイントには「分散投資」と「長期投資」があります。

 

分散投資は、複数に分けて投資する手法です。

一度にまとめて1つの銘柄に投資した場合、その銘柄の価格が高いときに買ってしまったり、その後暴落したりすることがあれば、自分の資産が大きく減ってしまうかもしれません。

投資の格言でよく聞きますが「卵は1つのカゴに盛るな」という言葉があります。

1つのカゴに盛るのではなく、いくつものカゴに分けて盛っておけば、もしどれか1つをひっくり返してしまい卵を割ったとしても、残りのカゴの卵は無事な状態です。

まったく違う値動きをするものを2つ組み合わせれば、片方が下がってしまってももう一方がそれを上回る勢いで上がっていればカバーできる可能性があります。いろいろな投資対象に複数のタイミングに分けて投資することで、投資先の価格変動リスクを抑えることができます。

 

 

長期投資を行うこともリスクが軽減できる方法のひとつです。投資期間を長くする手法です。

価格が変動する商品は、短期間で見ると価格が上がったり下がったりしています。

短期間で売買するときは、値上がりや値下がりの動きに合わせて大きく利益を得ることもあれば、損してしまうことがあります。

しかし、長い期間で見た場合はどうでしょう。一時的に価格が下がっても、長い目で見れば価格が上がることもあるため、長く保有すればするほど、リスクを軽減する効果があるといわれています。

また、長く保有することは収益を得る面からも効果的な側面があります。

ひとつは複利の効果です。これは運用で得た利益を元本に加えて再投資をすることで、投資の利益が投資に回り、さらに利益を生む効果のことです。投資から得られた利益を再投資することが可能であるため、複利効果が働きやすいと言えます。さらに、大きな収益や損失の可能性のある短期売買に対して、そのリスク軽減効果も相まって、収益が安定しやすいということも特徴のひとつです。

 

短期間の値動きにあわてずに長期投資を実践することが資産を増やしていくことに効果的です。