「経済学とは何か」

経済学とはなんでしょうか?

経済学と経営学は名前が似ていますが異なる学問です。

 

経済学は個人や企業だけでなく国家など「社会全体」の経済活動の仕組みを幅広く学びます。

国や企業、世界中を対象としたお金の流れを学ぶ学問が「経済学」です。

サービスの提供や物の消費、生産、売買など、お金の取引が発生する経済活動の仕組みを学んだり、探究したりする学問です。

 

経済とは、サービスの提供やモノの購入、消費など、お金の取引が発生する活動のこと。この経済に関する歴史や理論を研究するのが経済学です。政治や行政との結びつきが強く、社会保障、国際経済、外交に関連した研究も活発に行われている。

 

「お金になり得る価値」を生み出すために、人々がどんな活動をしているのかを広く学びます。

そのため、地球環境や自然破壊など、一見「お金」や「金額」とは結びつかないようなことも「資源」や「消費の変化」などに関わることになります。大きな規模で世界を見つめる学問だといえるでしょう。

 

経済学は、経済のメカニズムを広く分析するマクロ経済学と、マクロ経済学よりもさらに細かい経済の動きを分析するミクロ経済学に分類されます。

 

それに対して経営学は「企業やあらゆる組織」というところに注目します。

企業や病院、商店など組織の運営が対象です。事業の発展や目的達成のための経営活動について学び、探究します。

 

経営学は企業が発展するためにはどのように運営していくのが良いのか、マーケティングや法律、人材マネジメント、危機管理、経営戦略などをより細かく考えていく学問です。経営学は、販売計画の立て方、人材管理の方法、会計の仕組みなど、企業が事業を運営するために必要な活動について研究する学問です。対象は企業が最も多いですが、病院や軍隊、NGOなどの組織を扱うこともあります。

 

また、経済学と経営学の特徴として、数学は切っても切り離せない関係といわれるほど数学の知識を使う経済学に対して、経営学では学ぶ分野によって数学(主に統計数学や確率)を使います。